コンテンツ
オーストラリアのオイルシェール鉱床の地図（クリスプおよびその他、1987年以降、およびクックアンドシャーウッド1989年）。クリックして地図を拡大します。
オーストラリアのオイルシェール鉱床は、小規模で非経済的なものから商業開発に十分な量の鉱床までさまざまです。オーストラリアの「実証された」オイルシェール資源は合計580億トンで、そのうち約31億トンの石油（240億バレル）が回収可能です（Crisp and others、1987、p。1）。
オーストラリアのオイルシェール鉱床は、カンブリア紀から第三紀までの年齢で、起源は多様です。鉱床は、クイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州、南オーストラリア州、ビクトリア州、タスマニア州を含む国の東部3分の1に位置しています。経済発展の可能性が最も高い鉱床はクイーンズランド州にあるもので、第三紀の湖沼ランドル、スチュアート、コンドル鉱床が含まれます。白亜紀前期の海洋Toolebucオイルシェールは、クイーンズランド州の大部分を占めています。ニューサウスウェールズ州のジョアジャ・クリークとグレン・デイビスのトルバナイト鉱床とタスマニアのタスマナイト鉱床は、1800年代後半から1900年代初期にシェールオイルのために採掘されました。これらの高品位鉱床の残りの資源は商業的に重要ではありません（Alfredson、1985、p。162）。ジョアジャクリークのオイルシェール作戦のカラフルな歴史の一部は、ナップマン（1988）によって説明されています。 1952年に閉鎖したグレンデイビスは、1990年代後半にスチュアートプロジェクトが操業を開始するまで、オーストラリアでの最後のオイルシェール操業でした。 1860年から1952年の間にオーストラリアで約400万トンのオイルシェールが採掘されました（Crisp and others、1987、their fig。2）。
トルバナイト
オーストラリアにおけるオイルシェールの初期生産の多くは、ニューサウスウェールズ州のトルバナイト鉱床からのものでした。 1860年代から1960年代の間に16もの堆積物が利用されました。採掘の初期には、オーストラリアおよび海外でトルバナイトがガス濃縮に使用されましたが、パラフィン、灯油、木材保存および潤滑油も生産されました。その後、1900年代には、トルバナイトがガソリンの生産に使用されました。トルバナイトは480〜600 l / tと分析されましたが、レトルトへの平均供給量はおそらく220〜250 l / tでした。ニューサウスウェールズ州の30鉱床のうち、16鉱床が商業的に開発された（Crisp and others、1987、p。6）。
クイーンズランド州では、トルバナイトの2つの小さな鉱床が調査されています。これらには、1,900万バレルの潜在的な現地資源を構成する小規模だが高品位のアルファ鉱床（正午、1984年、4ページ）とカーナーボンクリークの小規模鉱床が含まれます。
タスマナイト
いくつかの企業は、1900年代初頭にタスマニアでペルム紀の海洋タスマナイト鉱床の開発を試みました。 1910年から1932年の間に、いくつかの断続的な操業から合計1,100 m3（約7,600バレル）のシェールオイルが生産されました。新しいリソースが見つからない限り、これ以上の開発は考えられません（Crisp and others、1987、p。7-8）。
Toolebucオイルシェール
前期白亜紀の海洋Toolebuc層のオイルシェールは、クイーンズランド州および隣接する州のエロマンガ盆地およびカーペンテリア盆地の約484,000 km2の底にあります。オイルシェール地帯の厚さは6.5〜7.5 mですが、平均で約37リットル/ tしか産出せず、低品位の資源となっています。ただし、Toolebuc層には、2,450億m3（約1.7兆バレル）の原位置のシェールオイルが含まれていると推定されています。風化したオイルシェールを地表から深さ50 mまで除外すると、深さ50から200 mの間のシェールオイル資源の約20％（490億m3または3,400億バレル）が露天掘りによって生産される可能性があります（Ozimic and Saxby、1983、p。1）。オイルシェールには、ウランとバナジウムの潜在的な資源も含まれています。オイルシェール開発のためのより好ましい地域の1つは、ジュリアクリークの近くです。ジュリアクリークでは、トゥーレブックオイルシェールが地表近くにあり、露天掘りに適しています。露天掘りに適したToolebuc層のシェールオイルの資源は合計で15億バレルですが、オイルシェールは現在開発するには低すぎます（Noon、1984、p。5）。
Toolebucオイルシェールの有機物は、主にbit青石、リプトデトリナイト、およびラマルギナイトで構成されています（Hutton、1988、p。210; Sherwood and Cook、1983、p。36）。有機物の原子状水素対炭素（H / C）比は約1.1±0.2で、芳香族性が高い（> 50パーセント）。従来のレトルト処理によって油に変換されるのは、有機物のわずか25パーセントです（Ozimic and Saxby、1983）。
東クイーンズランド
1973-74年の石油危機に関連する原油価格の上昇の結果、オーストラリアのオイルシェールの探査が大幅に加速されました。いくつかの企業は、マウント・コンドル、ドゥアリンガ、スチュアート、バイフィールド、マウント・ランドでかなりのオイルシェール資源を特定または確認しました。 1970年代後半から1980年代初頭のクイーンズランド州東部のクーロン、ナグーリン、ヤアンバ。しかし、1986年までに原油の価格は劇的に低下し、オイルシェールの開発への関心は低下しました（Crisp and others、1987、p。9）。
クイーンズランド州東部の9つの第三紀オイルシェール鉱床は、探鉱コア掘削により調査されています-バイフィールド、コンドル、ドゥアリンガ、ローミード、ナグーリン、ナグーリンサウス、ランドル、スチュアート、ヤアンバ。これらの堆積物のほとんどは、グラベンスにある淡水湖に堆積したラモサイトであり、一般的に石炭を形成する沼地に関連しています。
鉱物画分は通常、石英と粘土鉱物からなり、少量の菱鉄鉱、炭酸塩鉱物、黄鉄鉱が含まれます。鉱床のサイズは、カットオフグレードが約50 l / tの1〜174億トンの原位置シェールオイルの範囲です。最大の3つの鉱床は、コンドル（174億トン）、ナグーリン（63億トン）、およびランドル（50億トン）です（クリスプおよびその他、1987年）。
30億バレルの原位置のシェールオイルを含むと推定されるスチュアートオイルシェール鉱床は、南太平洋石油（SPP）および中央太平洋鉱物（CPM）企業によって開発中です。 2003年2月現在、116万トンのオイルシェールが露天掘りによって採掘され、そこから702,000バレルのシェールオイルがTaciukレトルト処理によって回収されました。シェールオイルの生産は、2003年9月20日から2004年1月19日までの87日間の操業中に行われ、ピークは1日あたり3,700バレルで、平均は1日あたり3,083バレルです（SSP / CPM Dec. 2003 Quarterly Report、January 21、2004）。 Stuartの運用は、2004年10月に閉鎖され、さらなる評価が行われました。